いつもたくさんのお客様に支えられ、ベーグルを焼き続けられることに感謝の毎日を過ごさせて頂いております。お客様には安心して安全なものを食べて頂きたいという考えの下、国産小麦と自家製天然酵母で作るベーグルをこれまで皆様に提供させてもらって参りました。皆様、誠にありがとうございます。
毎日作り続ける中で、もっと美味しく、もっと安心できるよう、そしてもっとお客様に満足してもらえるようにと空いている時間に色々な国産の小麦粉でベーグルの試作を続け、日々研究をして参りました。
最近のニュースなどを見ていますと、日本の食に関する不安感や不信感はたくさんの人たちの中で益々高まってるように感じます。今現在そしてこれからの日本をとりまく食の環境を考えた時、暗い未来を想像される方々も少なくないと思います。
そのような気持ちをお持ちの方々の不安感や不信感を少しでも軽減し、お客様には更に安心して、より安全なものを食べて頂きたいという気持ちが僕の中で日に日に強くなっていきました。
現在日本で消費される小麦の約9割は外国産と言われています。残りの1割が国産小麦ということになるのですが、その過半数以上を占めると言われるのが北海道産の小麦粉です。外国産の小麦に比べるとポストハーベスト(収穫後農薬)の心配もありませんし、製粉技術の改良などによりその需要が高まってきている北海道の小麦なのですが、地理的条件により小麦の無農薬栽培はどうやら難しいようです。
そんなことを考えていた時、無農薬のオーガニック小麦を作ってらっしゃる農家の方が熊本にいることを知りました。
国産の完全無農薬のオーガニック小麦粉の存在が非常に珍しいということは、趣味などでパン作りなどをされている方でしたらおそらくわかると思います。そんな貴重な小麦を作ってらっしゃるという農家の方へ僕は直接会いに行きました。
色々とお話を伺っている中で、農業に携わる方々が直面している問題、環境の問題、われわれ消費者に関わる問題、色々なことが繋がっているのだなと感じました。
我々の命を支えるのは農業を始め、第1次産業でがんばってらっしゃる方々。この方々のおかげで僕は生きていけるのだなあと。。。
地球温暖化による農作物の不作や、原油価格の異常な高騰により、輸入小麦をはじめたくさんの食材の価格がどんどん上昇していることは今や深刻な社会問題です。そんな中で起きた、いまだに未解決の中国製冷凍餃子の問題や日本国内でのさまざまな食品偽装の問題。。。これらの問題は氷山の一角だとも言われ、われわれ消費者は何を信じて何を食べていけば良いのか。食に関しては本当に困った時代となりました。
このような理由から、僕は地元の農家さんで自家製粉されている挽きたてのオーガニック小麦でのベーグル作りの試作を始めたのです。挽きたての小麦粉を直接取りに行けることは作り手としてもとても嬉しいことですし、季節の変化の中で小麦の成長を見せていただけることも本当に嬉しいことです。お客様としてもこれに勝る安心感はないと思います。
実際にこの小麦で作ってみてわかったことは、香り、味が全然違うということ。これが小麦本来の味なんだなあとしっかりと想像でき、優しい自然の風味を感じます。もちろん無漂白なのでクラムの色は白色ではなくほんのりクリーム色で、自然の力強ささえ感じるかのようです。僕は小麦に心を奪われちゃったのです。。。
生きるということ = 食べること
地元でとれるものはやはり旨いのです。空気感を感じます。
そして僕は決断いたしました。
熊本のオーガニック小麦で作るpandocoroのベーグルで更なる安心と安全を全国の皆様の食卓にお届けしたいと。
他の国産の小麦と比較しましても、手間隙かけて作ってらっしゃるオーガニックの小麦なので決して安価ではありません。ただ、その小麦の中には、自然と向き合い、無農薬栽培というものに向き合って小麦を一生懸命作ってくださる農家の方の魂が込められていると感じます。だからこそ、その気持ちをpandocoroのベーグルに吹き込んで熊本からこの魂を発信していきたいと思っています。
お客様には大変御迷惑をおかけいたしますが、ご注文の受付を一旦終了させて頂きたいと思います。4月下旬から5月上旬を目途に、新しい小麦で生まれ変わるpandocoroのベーグルを是非とも期待して頂けたら幸いです。
価格変更などの詳しい情報はお知らせ情報やブログに随時お知らせしていきます。
これからもpandocoroをどうぞよろしくお願い致します。