越後の龍より学ぶ1

2007/09/20

僕は”越後の龍”こと上杉謙信の大ファンです。小学生の時に自分の名前が上杉謙信の”謙”だと知って興味を持ち始めたのがきっかけです。歴史から学ぶたくさんのことは自分にとって凄く大きいものです。

幼少時代をお寺で育ち、たくさんの武将が天下統一の為に戦っていた戦国時代において、謙信は決して私利私欲の為に戦わず、自分の領土をほとんど広げなかったとても珍しい武将だそうです。人を殺生することを拒み続けた謙信ですが、生涯70回以上の合戦ではほとんど負けなしの戦の天才なんです。

戦国時代に天下統一を果たしたあの織田信長が本気で恐れていたのはこの謙信であり、実際に戦でも謙信は信長に勝っています。信長との戦の後、謙信が急死しなければ間違いなく歴史は変わっていたでしょうね。。。ロマンですなぁ。。。

その後、上杉家は現在の山形県米沢市へ移っています。いまでも米沢市の小学校では謙信が残した上杉家家訓16ヶ条を読み上げているそうですよ。

いきなり16も言われちゃうと頭の中がいっぱいいっぱいになる人がいるかもしれないので、今日は小出しに4つで~す!

 

一、心に物なき時は心広く体 泰(やすらか)なり
(物欲がなければ、心はゆったりとし、体はさわやかである)

一、心に我儘なき時は愛敬失わず
  (気ままな振舞いがなければ、愛嬌を失わない)

一、心に欲なき時は義理を行う
  (無欲であれば、正しい行い、良識な判断ができる)

一、心に私なき時は疑うことなし
  (私心がなければ他人を疑うことがない)

 

生涯、自分の理想を追い求めた謙信のこれらの言葉はものすごく勉強になります。言葉一つ一つがまっすぐで、ぶれず、説得力がありますね。これらの言葉に救われた人はきっとたくさんいるかと思います。

生きていると色々なことが身の回りで起こり、自分を見失いそうな時(ほとんどそうかも^^;)もあったりしますが、僕はこれらの言葉を読んでいると不思議と心が落ち着くのです。

謙信は今でも生き続けているのですね。

”生きる”とはまさしくありのままの自分を表現し、自分が生きた証(精神)を次の世代に残すことなのかもしれません。

 

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